9月2010

坪井浩尚ワークショップ



先日ご案内した十和田アートグッズデザインコーディネーター養成研修と連動して開催するワークショップのご案内です。






プロダクトデザイナー坪井浩尚による「裂織」ワークショップ


江戸時代中期、寒冷な気候のため綿や絹といった繊維が貴重だった東北地方で、古くなった布を細かく裂き、麻糸などと共に織り上げたことが「裂織 / さきおり」の起源だそうだ。
「糸」が「布」に姿を変え使い古された古布が、生涯を終える正にそのとき「布」からもう一度「横糸」という原材料にリバースさせる事で、全く別の質感を伴った衣料として新たに蘇らせてしまった先人の知恵は、これ以上ないとさえ思える素晴らしい再生技術である。
一方、低価格でハイテク衣料が市場を席巻する現代にあっては、その技術も生き残る事すら容易ではない。貧困を超えた美意識が民芸や伝統技術として粛々と継承される一方、今となっては裂織という名を知る人でさえそう多くは期待できないのかもしれない。
灰となり地に還るまで。先人のモノに対してのふるまいや愛情は、より価値が高いと唱われる”新たな”モノに替える事を常として育ってきた僕たちに、今必要な何かを痛切に物語っている。
自身初のワークショップのお話を頂いた際に、十和田で培われ発展したこの伝統工芸をテーマに、時代淘汰されない強度を持つこれからの「裂織」の在り方、ひいては、市場にも響く民芸や工芸、これからのデザインの可能性を、様々な観点から参加頂ける方と共に考えてみたいと思った。
混沌とする昨今にあって「これから」と「これまで」をアンビバレンスに、また動的にバランスさせる思考=デザインが、今後さらに重視される価値の一つだという気がしてならない。


坪井浩尚




坪井浩尚 / Hironao Tsuboi
1980年東京生まれ、静岡県育ち。04年多摩美術大学環境デザイン科卒業。卒業後曹洞宗大本山總持寺にて雲水として安居。06年、兄の坪井信邦が代表を務めるデザインブランド、100%の立ち上げに参画するとともに、これまでの同ブランドのデザインを手がける。07年Hironao Tsuboi Designを設立。
対象の環境を柔軟に読み解く、多角的なアプローチに定評があり、現在まで日用生活品から家電製品・家具など、プロダクトデザインを中心に幅広い製品を手がけている。受賞にはred dot Award (独), D&AD global awards(英), Good Design Award等。08年度の I.D.Magazine(米)『 World emerging designers 40 』に選出。09年D&AD (英)『Creative Faces』Japan’s most exciting new design talent に選出。



十和田市・製材所への運び出し



先日運び出した丸太の製材をお願いするために、十和田市にある『上北森林組合・木材加工センター』にやってきました。一旦、丸太をこちらのほうに預けて、乾燥、加工などを行ってもらい、積み木を作るための木材にしてもらいます。


今日はその製材の過程を見学させて頂きました。








樹木は、断面図の中心から「芯」、「赤身」、「白太」という部分に分かれます。
それぞれの特徴は、
「芯」→強度がなく、割れる、ねじれる。主に土木材として使われる。
「赤身」→硬く、耐久性があり、腐りにくいので建築材に使われる。節が多い。
「白太」→柔らかく加工しやすいが、腐りやすく虫がつきやすい。節が少ない。
※節とは→幹に取り込まれた枝の痕跡。


このように、用途によって使う木の部分が違ってきます。
今回は、芯の部分は取り除き、赤身から白太にかけての部分を使用します。





まずは丸太を機械へ送ります。





こちらの画面には丸太の断面図が映っていて、これを見ながらどこから切り分けるのかを調節します。






こうして切り分けられた木材たちです。
青森の県産材であるしるしをつけて、全国へと出荷されていくわけです。


工場内をご案内して頂いた上北森林組合の菅岡さん、ありがとうございました!

製材所へ丸太の運び出し



7月の伐倒イベントにて切り倒した樹木を製材所へ運搬するために、再び浪岡・大釈迦に行ってきました。作業はwoodrackの相馬さん、石村さん、easylivingの葛西さん、tecoLLCスタッフでの運び出しです。





丸太は運び出しやすいよう、すでに一定の長さにカットされています。雨水にさらされ水を吸っているので、めちゃくちゃ重くなってました。







3〜4人がかりで丸太を転がしたり持ち上げたりしながら、一本一本地道に軽トラックへと積み込みます。この軽トラックで丸太を一旦森の外へと運び出し、広場で待機している大型トラックへ積み替えます。大型トラックにはクレーンが搭載されているので、丸太にロープを引っ掛けて持ち上げての繰り返しでした。







全部の丸太を森から運び出す頃には、だいぶ日が傾いてました。
丸太を引っさげたクレーンが青空へ向かって上がっていくのを眺めつつ、昔の人たちってこの一連の作業を人力のみで行ったと考えると偉大だなぁと思いました。

十和田アートグッズデザインコーディネーター養成研修のご案内







9月から10月にかけて、十和田にて「アートグッズデザインコーディネーター養成研修」を行います。今回、この研修の講師としてtecoLLCから代表の立木、プロデューサーの對馬、(株)オアゾ代表の松田が参加します。現在、受講生を募集中ですので(受講料・教材費無料です)、興味のある方はぜひご参加ください。

募集対象:
①求職者で十和田市内の商業・観光産業事業分野での就職を希望する方
②在職中の方で十和田市内に転職を希望している方
③十和田市内での創業や事業及び雇用の拡大を考えている方
④上記①②③に該当する方で概ね19歳〜60歳の方


日程、会場:
9/18・9/19・9/25・9/26・10/2・10/3
→現代美術館市民活動スペース
(十和田市西二番町10-9 0176-20-1127)
10/9・10/10
→商工会館5階大会議室
(十和田市西二番町 0176-24-1111 十和田商工会議所総務課)


お申し込み・お問い合わせ:
十和田市雇用創造推進協議会事務局
十和田市十二番町6-1(十和田市商工労政課内)
0176-23-5301 info@towada-koyou.jp
http://www.towada-koyou.jp

カレイザワアートICHIBA/イベントの告知



かれいざわアートICHIBAのイベントの告知をさせて頂きます!



【トタン屋根にりんごスタンプ☆ワークショップ】


東北のトタン文化を(勝手に)応援する
From東京砂漠「孤立行政法人トタン葺き推進機構」が
かれいざわアートICHIBAにお邪魔します。


長年、ちびっこたちを見守ってきた
かれいざわ小学校の赤いトタン屋根に
りんごのスタンプを押しまくってデコレーションし、


雨風と猛烈な雪をしのいできたトタン屋根を
勝手にねぎらうワークショップを行います!!!


【日時・場所】
・2010年9月10日(午後3時~午後5時)

・2010年9月11日(午後1時~午後5時)

・会場:旧王余魚沢小学校校庭(青森市浪岡王余魚沢字王余魚沢1-18)

・参加費:無料

・参加ご希望の方はメールでご連絡ください info*totan.org
(*を@に変えてください)

・詳細はこちら
http://www.totan.org/business/post-36.html


ふるってご参加ください!!

tecoLLCの看板設置!




カレイザワの道路沿いにtecoの看板を設置しました。
tecoの事務所は初めて訪問する人には少々分かりづらい場所なので、看板をエーアイサインさんに作って頂いたのです。エーアイサインさんには、以前ブログで紹介した「かれいざわアートICHIBA」の看板も作って頂いたこともあります。本当にありがとうございました!